February 09, 2010
「重力ピエロ」読み終わりました。2カ月ぐらい。
サッサこ読み終わるつもりがずるずる延びました。同僚さんごめんなさい。
前にエントリーした「オーデュポンの祈り」と同じ作者。(前にエントリーしたオーデュポンの感想はライブドア移行時に消えたみたい。)
オーデュポンは非現実の場所が舞台でしたが、今回は地に足がついた場所と内容だったので特に心理的拒絶もなく読み進められました。
これって分類は何になるんだろう。
犯人(正確には犯人という言葉は当てはまらない)を追い詰めていくような謎解きの描写はあるのだが、ミステリーという分類には当てはまらないだろうし。
前のオーデュポンの時も同じ感想をもったけど、重力ピエロの方も主人公(この本の主人公って誰だ?)を取り巻く人たちに、はたして救いがあったのか無かったのかなんとなく釈然としないまま終わった感じがしました。
(アマゾンの書評みても、書評を書きずらそうな感じが、、)
女性はこの文体や雰囲気(←ふいんきじゃないぜ)が好きって話をちらほら聞きますが、男性はどうだろう。
というか、文学作品自体をそんなに読まないので、文学っちゃーこげな感じっちゃーこげな感じかもね。
(漱石やら芥川やら三島やらそこそこのものは読んだけど、何があるってわけでもないしね。金閣寺燃やしたのは別として)
最後に救いはあったのかなぁ。。